「新世界より」は第2楽章(『遠き山に日は落ちて』のメロディー)があまりにも有名であるが、他の楽章もなかなか聴き応えがあるのでぜひ全曲通して聴いて欲しい。コンサートでも人気の曲であるので、できればコンサートで。
 別に意図的に古い録音を選んでいるわけではないが、色々聴いてみた結果、残念ながらやはりこの一枚。イシュトバン・ケルテス指揮、ウィーンフィル、1961年の録音。この3点を覚えて頂ければ大丈夫。そのくらい有名な一枚。
 巷にでているクラシックのおすすめの一枚的な本を開けて頂ければ、批評は大抵載っているので、あえてコメントはしない。権威に迎合するのは必ずしも好むところではないが、この一枚に限っては評価は本当に確立していて、ある批評家などは「これを上回るCDを絶対見つけてやる、と思って何十枚も聴いたけど、やっぱりこの一枚が最高だった。悔しい」と言っておられたほど。何十枚もさすがに聴いていないが、確かにその通りだと思う。
 この一枚を購入時の注意は、ロンドン・フィルが演奏している一枚を間違って買ってしまわないこと。これも名演だが、ウィーンフィルに比べると残念ながらわずかに落ちる。

 なお、個人的にはバーンスタインの一枚も好きであるが、第二楽章が普通の演奏の倍近い長さ(つまり超スローテンポ)なので一般向けではない。

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