郵政民営化

2005年8月21日
 私の父は元国鉄の社員で、新幹線の整備・清掃事業に関わっていた。

 国鉄が民営化されてJRになったとき、父の職場は関連子会社という『民間』会社に生まれ変わった。しかし業務内容は一切変わりなく、他の民間会社に業務を委託すると言うことは私が聴く限りなかった。

 それどころか、経営の多角化と称して、ハウスクリーニングやビルの清掃事業を立ち上げた。軌道に乗ったかどうかは知らないが、本来他の民間企業が行っていた仕事を奪いに行ったわけである。

 身内で固めた多くの民間子会社に事業を独占させるばかりでなく、逆に民間の仕事を奪い続けて決して輪の外に出ようとしない。これが某総理の言う「民間にできる事は民間に」という言葉の意味である。

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